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あいりきファシリテーターとは

 「愛する力」磨くプログラム(あいりき)の運営・進行をする人です。ファシリテーターになるためには養成研修を受講する必要があります。養成研修の受講資格は、自身が「あいりき」を受講した経験がある、精神疾患に罹患したことがある方、支援者、理解者です。

ファシリテーターの役割

 参加者が「愛すること」に気づきを多く得ることができることを目的とし、参加者が考えや体験を共有できる場をつくることがファシリテーターの役割です。

チームとしてのファシリテーター

 ファシリテーターはチームでグループを運営・進行していきます。毎回リーダーは交替します。コ・リーダーは、リーダーを補いながらグループ全体を見回してメンバー間のやりとりを促していきます。

あいりきファシリテーター 39名(2024年2月現在)

2020年度

 相沢隆司、蔭山正子、根本俊史、根本響子、野間慎太郎、横山恵子 計6名

2021年度

 阿部憲一郎、市橋香代、小田恵子、菅直樹、中森菜穂、他 計7名

2022年度

 日下桃子、白石泰三、大先生マダオ、ちぱこ、柳井、ゆきこ、ソウ、他 計17名

2023年度

 斎藤奈穂美(ちゃぺ)、ひろっぴ⤴(田中広輝)、丸山留美、みかさん、山田純也、原欣洋、太田健一(かもめ)、太田清佳(さやぽん)、 大納言 計9名

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1)参加者同士の相互作用を活発にする

●上下関係をつくらない

 参加者やファシリテーターの中で、アドバイスする人とされる人といった上下関係ができてしまうと、相互作用が損なわれます。ファシリテーターもリーダー的存在やカリスマ的存在にならないように気をつけましょう。

●参加者の発言を引き出す

 発言が出ないときは、自分の考えや体験を呼び水に使うことができます。同じような体験をしていると思われる人に、少し話をふってみることもよいでしょう。無理強いにならないように気をつけます。

●特定の人ばかりが話さないようにする

 全員が会話に入れるように意識します。

2)中立な立場をとる

●多様な考えがあることを認める

 考えに正しい、正しくないということはありません。さまざまな考えがあることを認めます。

●I(アイ)メッセージを使う

 自分の考えを伝えるときは、私はこう思う、私はこうしている、私はこうされると嬉しい、といったように、自分を主語にして話すとよいでしょう。あなた(You)はこうだ、などと言うと相手が責められている、否定されているという印象を持ちやすいでしょう。

3)来てよかったと思ってもらえるようにする

●トラウマを持っている方が多いです。

 いじめなど過去のつらい話が出ると、それが引き金となり、思い出してしまいつらくなることがあります。そのような話題が出たときは、「聞いてつらくなる人がいるかもしれないのでそのへんで」などと切り上げてください。表情がつらそうな人がいたら、声をかけ、「外に出ますか」などと聞いてみましょう。無理せず中止します。

●休憩時間やお迎え、見送りでのおもてなし

 新しい場所や人に会い、緊張していることが多いので、声をかけて、「よく来てくれました」などと歓迎します。休憩時間は、「どうでしたか」と気にかけましょう。また、自分も色々悩んでいるなど、参加者と同じだという姿勢で仲間として接します。

4)マネジメントを行う

●ルールに反した発言や行為があったら注意します。

●時間配分に気をつけます。

●話の脱線が行きすぎたら戻します。

5)わかりやすく伝える

●愛や恋、境界線(バウンダリー)といった話は抽象的(ちゅうしょうてき)でわかりにくいテーマです。具体的にどのようなことか、自分はどう思っているかなど、わかりやすく伝えることが重要です。

●難しい言葉を使わない

 精神疾患を患っている方の中には、発病のために学校を中退せざるを得なかった方も少なくなく、知識や学力に自信のない方がいます。また、軽度知的障がいのある方もいらっしゃいます。そのような方も楽しく話に参加できるように難しい言葉は使わない方がいいでしょう。

6)性的マイノリティの方に配慮する

 どのような性に恋愛感情や性的感情を抱くのかといった性的指向、自らが認識している性である性自認には多様性があります。恋愛感情や性欲をもたない方もいらっしゃいます。そのような人が不快な思いをされないように配慮が必要です。

ファシリテートする際の原則

1)参加者同士の相互作用を活発にする

●上下関係をつくらない

 参加者やファシリテーターの中で、アドバイスする人とされる人といった上下関係ができてしまうと、相互作用が損なわれます。ファシリテーターもリーダー的存在やカリスマ的存在にならないように気をつけましょう。

●参加者の発言を引き出す

 発言が出ないときは、自分の考えや体験を呼び水に使うことができます。同じような体験をしていると思われる人に、少し話をふってみることもよいでしょう。無理強いにならないように気をつけます。

●特定の人ばかりが話さないようにする

 全員が会話に入れるように意識します。

2)中立な立場をとる

●多様な考えがあることを認める

 考えに正しい、正しくないということはありません。さまざまな考えがあることを認めます。

●I(アイ)メッセージを使う

 自分の考えを伝えるときは、私はこう思う、私はこうしている、私はこうされると嬉しい、といったように、自分を主語にして話すとよいでしょう。あなた(You)はこうだ、などと言うと相手が責められている、否定されているという印象を持ちやすいでしょう。

3)来てよかったと思ってもらえるようにする

●トラウマを持っている方が多いです。

 いじめなど過去のつらい話が出ると、それが引き金となり、思い出してしまいつらくなることがあります。そのような話題が出たときは、「聞いてつらくなる人がいるかもしれないのでそのへんで」などと切り上げてください。表情がつらそうな人がいたら、声をかけ、「外に出ますか」などと聞いてみましょう。無理せず中止します。

●休憩時間やお迎え、見送りでのおもてなし

 新しい場所や人に会い、緊張していることが多いので、声をかけて、「よく来てくれました」などと歓迎します。休憩時間は、「どうでしたか」と気にかけましょう。また、自分も色々悩んでいるなど、参加者と同じだという姿勢で仲間として接します。

4)マネジメントを行う

●ルールに反した発言や行為があったら注意します。

●時間配分に気をつけます。

●話の脱線が行きすぎたら戻します。

5)わかりやすく伝える

●愛や恋、境界線(バウンダリー)といった話は抽象的(ちゅうしょうてき)でわかりにくいテーマです。具体的にどのようなことか、自分はどう思っているかなど、わかりやすく伝えることが重要です。

●難しい言葉を使わない

 精神疾患を患っている方の中には、発病のために学校を中退せざるを得なかった方も少なくなく、知識や学力に自信のない方がいます。また、軽度知的障がいのある方もいらっしゃいます。そのような方も楽しく話に参加できるように難しい言葉は使わない方がいいでしょう。

6)性的マイノリティの方に配慮する

 どのような性に恋愛感情や性的感情を抱くのかといった性的指向、自らが認識している性である性自認には多様性があります。恋愛感情や性欲をもたない方もいらっしゃいます。そのような人が不快な思いをされないように配慮が必要です。

ファシリテーターの心がけ

●聴き上手、出しゃばらない

●価値観を押し付けない、アドバイスをしない

●いろいろな考えを認め、否定しない

●良いところ探しが上手

●ひとりひとりの状況を把握している

●発言が出ないときに、呼び水として、自分の体験や考えを人に伝えられる

自分の価値観を知ろう

 人は自分の価値観と合わないとき、悪気なく、相手の考えに否定的になってしまうものです。しかし、自分の価値観を知っていれば、自分と違う価値観の考えが出たときに、「気をつけよう」と思うことができます。そのために、自分の価値観を知っておくことは重要です。

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