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私ここ
​ライブラリー

精神疾患の親をもつ子どもの会(こどもぴあ)協力

子どもを支援される皆様へ

子どもを支援する方たちに役立つ情報を届ける

子どもは“invisible”「見えない存在」「忘れられた存在」とも言われます。そこで、子どもの存在に気づいてほしい、「私はここにいるよ」と伝える意味あいを込めました。精神疾患の親をもつ子どもの中には、小児期逆境体験(Adverse Childhood Experiences : ACEs)やヤングケアラーの体験をしている者もいます
そのような点を切り口に学びたいと思ってこのページを見てくれている方もいると思います。しかし、子どもだけでなく、親も支援を必要としています。親を責めることなく、家族まるごと支援が必要な存在であることを是非ご理解いただき、支援に当たっていただきたいと願っています。
「私ここライブラリー」では、学校の先生向けの動画「私ここプログラム」、子ども版家族による家族学習会、小学生から高校生の経験に関する実態調査、その他書籍や論文をご紹介します。
支援する方を想定した内容になっていますが、子どもの立場の方やご家族など幅広い方にご覧いただければ幸いです。

私たち、ここにいます

精神疾患の親をもつ子どもの会(こどもぴあ)から学校の先生へ

「私ここプログラム」は、精神疾患の親をもつ子どもを主に小中学校の先生が理解し、支援する際の一助となることを目的として開発した動画プログラムです。精神疾患のある親をもつ子どもの会「こどもぴあ」のメンバーと様々な分野や職種からなる研究メンバーで作成しました。

​プログラム概要

 主に視聴していただく方 

小中学校の先生

 視聴時間 

​30分

注意:過去に遭遇した子どもを思い出してつらくなることがあるかもしれません。そのような場合は無理をせず、視聴をやめてください。

視聴後:学んだことや今後どのように実践に活かしていくかを書くことをおすすめします。

​プログラムの目標

知識を得る・理解する・行動する

精神疾患の親をもつ
子どもたちについて

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​子どもの存在を知る

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親の精神疾患に関する基本的な知識を得る

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子どもの生活・感情を理解できる

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困っている子どもの存在に気づく

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困っている子どもに気づいた時に行動できる

免責

本プログラムでは、さまざまな方の状況や支援の方法を例として取り上げています。しかし、実際に支援する際は、その人、その時の状況に応じた判断が必要です。本プログラムは支援の参考にすることができますが、その通りに行うマニュアルではありません。トラブル等が生じても責任は負えません。ご自身のご判断でご活用ください

効果について

本プログラムは、精神疾患の親やその子どもの対応への困難感を減らすことに十分な効果があり、知識や行動にも効果が見られました。30分と短い動画であるため、学校の研修などで使うと、視聴後に学校の対応を検討することも可能だと考えます。

学校の先生方
へのメッセージ

「気づいてくれた」先生方へ

このページにたどり着いた先生は身近に気がかりな児童・生徒がいるのかもしれません。資料を十分に活用して、支援に役立ててください。でも、本当に必要なのは「技術」でも「経験」でも「知識」でもなく、気がかりな児童・生徒に気付いてくれたあなたの「存在」です。気付いてくれてありがとうそしてよろしくお願い致します。

(遠藤康弘:東京都国分寺市立第九小学校)

目の前の子どもに寄り添う為に

気がかりな子どもたちには、「寄り添う気持ち」を大事にしてほしいのです。あなた(先生)が語りかけても、必ずしも心を開いてくれるかどうかはわかりません。でも、状況を察する温かい心で寄り添うと、相談してみようという気持ちが生じてくるかもしれません。このページには、子どもにより良く寄り添うための情報がたくさんあります。一歩を踏み出すあなたの一助となることを切に願います。

(松下淳則:大阪市立玉川小学校)

もっと詳しく知りたい

精神障がいを抱えながらの子育て支援研修プログラム「ゆら育プロ」の動画の一部です。
「ゆら育プロ」のホームページはこちらです。

1-1 主な精神疾患

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精神疾患について

1-2 支援機構と主な役割

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連携する機関について

支援関係の構築(2)

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精神障がいをお持ちの方の対応

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介入研究の審査、登録

大阪大学医学部附属病院の倫理審査委員会
(承認番号21144、承認日2021年10月5日)
研究課題「精神疾患の親をもつ子ども支援のための学校教員向け研修動画プログラムの開発」

Trial registration: UMIN000045483、2021年9月14日

研究費

本介入研究はJSPS 科研費JP 19H03960、20K10788の助成を受けました。

介入研究の研究体制

【研究責任者(研究全体を統括する研究者)】

大阪大学 蔭山正子

【研究協力者 助言、研修動画作成、実施協力】

精神疾患の親をもつ子どもの会(こどもぴあ)、横山恵子(横浜創英大学)、栄セツコ(桃山学院大学)、濱島淑惠(大阪歯科大学)、伊賀聡子(城西国際大学)、松下淳則(大阪市立丸山小学校)、遠藤康弘(東京都あきる野市立南秋留小学校)、浅田夏見(た〜んとLIFEの会) 

【研究分担者】

齋多遼太郎(大阪大学、解析)、小出恵子(大阪大学、解析)

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