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Professor, Osaka University Institute of Advanced Co-Creation Studies
Concurrent Post at Division of Health Sciences, Osaka University Graduate School of Medicine
大阪大学高等共創研究院 教授
大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻統合保健看護科学分野(兼任)
研究の背景・概要
精神障がいのある親をも つ子どもは,発達,学力,社会関係などに否定的な影 響を受けるとされているが,否定的影響は配偶者の関 わりによって緩和することができると報告されており,配偶者の存 在は重要である.一方で,配偶者は精神的健康度が低 いことが明らかになっており(全国精神保健福祉会連合会,2018),特に女性配偶者はうつ病のハイリスクで ある(Wittmund et al., 2002).しかし,わが国において 配偶者への支援は一部のセルフヘルプ・グループによる支援が存在するのみであり,支援体制は不十分である.精神障がいを持つ親は,離婚率も高 く(Butterworth et al., 2008),ひとり親である当事者に 育てられる子どもは,当事者である親の病状が悪化す れば大きな影響を受けることが懸念される.子どもの 心身の成長における配偶者の存在や関わりは重要であ ると考えられ,配偶者が健康を保ち,当事者と結婚生 活を継続できるよう支援することは子どもにとっても 重要である.共同研究者が中心となり、配偶者・パートナーの会を運営しながら、家族会の全国組織「みんなねっと」とともに「家族による家族学習会配偶者版」の開発に取り組んでいる。
精神に障害がある人の配偶者・パートナーの支援を考える会(共同研究者らが運営)
Publications
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